【衆院選2026】広島の10代20代の若い世代の投票意識をアンケート調査

【衆院選2026】広島の10代20代の若い世代の投票意識をアンケート調査

急な解散により、解散から戦後最短の日程で行われた、今年はじめの衆議院議員選挙、あなたは投票に行きましたか?

何となくニュースでは盛り上がっているけど、何を盛り上がっているのだろうという人も多いかもしれませんね。

Youth Vote! HIROSHIMAでは、今回の衆院選でも、広島で投票した10代・20代の有権者が、どのようなきっかけ・投票基準で投票に行ったのかをアンケート調査しました。

目次

若年有権者の投票意識調査概要【衆院選2026広島】

まずは、今回実施したアンケート調査の概要について簡単にご説明します。

アンケート項目

今回の投票意識調査においては、下記の設問を用意し、回答にご協力をいただきました。

  • 年齢
  • 選挙区
  • 今回の衆院選における投票有無
    • 投票のきっかけ
    • 選挙区・比例それぞれの投票先の選定基準
    • 投票に際して参考にした情報源
    • 当選後・議席獲得後にどう動いてほしいか
    • 投票しない理由(投票しない場合)
  • 過去の公職選挙での投票経験
    • 回数
    • 投票したことがない理由(過去に投票経験がない場合)
  • 衆院選の比例代表制への理解度
  • 期日前投票への理解度
  • 二院制への理解度
  • 選挙制度への疑問点・不明点
  • 選挙制度への改善希望

各設問の意図等については、結果と合わせて後述させていただきます。

対象者

本調査は、2026年2月8日実施の衆議院議員選挙において、広島県内に在住もしくは選挙権を有する、18歳から29歳の有権者を対象としました。

実施方法

調査方法については、下記の手段を用いて実施しました。

  • 投票所出口での質問紙調査
  • Web(Googleフォーム)
  • 質問紙(PDFファイル

実施日時及び実施場所

本投票意識調査は、衆院選の期日前投票の始まった1月27日から投票日の3日後に当たる2月10日までの期間で実施しました。

また、実施場所については下記の当日投票所および期日前投票所にて複数回の実施をしております。

  • 広島市中区役所
  • 広島市東区役所
  • 広島駅南口地下広場
  • 東広島市役所
  • 広島市立神崎小学校 体育館
  • 広島国際会議場地下2階コスモス
  • 下見福祉会館
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なお、実施場所の選定については、Youth Vote! HIROSHIMAメンバーが現地で実施可能、かつ大学生など調査対象が多く居住・利用しているであろう地域を対象としています。

本調査は、下記の各地域を管轄する選挙管理委員会(敬称略)による許可・指導の下で実施をしております。

378人の広島の有権者に回答いただきました

今回の投票意識調査の実施にあたり、調査期間中に合計378人の有権者の方にご協力いただきました。ご協力いただきました皆様には深く感謝申し上げます。

今回のアンケート調査の回答者について、下記の3点で回答者の属性をまとめていきます。

  • 年齢
  • 選挙区
  • 投票の有無

回答者の年齢割合

年齢については、調査用紙においては年齢を記入、Googleフォームにおいては18歳~29歳の1歳刻み及び30歳以上のいずれかの選択肢から選択する形で回答を求めました。

なお、本設問は必須回答としています。

回答結果は下記の通りです。

年齢 件数 件数
18歳 48 12.66%
19歳 29 7.65%
20歳 26 6.86%
21歳 28 7.39%
22歳 33 8.71%
23歳 31 8.18%
24歳 43 11.35%
25歳 25 6.60%
26歳 35 9.23%
27歳 33 8.71%
28歳 26 6.86%
29歳 18 4.75%
30歳以上 4 1.06%

なお、これ以降のデータは年齢を「30歳以上」と回答した4件を除く374件を対象としていきます。

選挙区

回答者に対し、投票を行った選挙区を問いました。なお、本設問は必須回答としています。

回答結果は下記の通りです。

選挙区 件数 件数
広島1区 305 81.33%
広島2区 8 2.13%
広島3区 9 2.40%
広島4区 49 13.07%
広島5区 0 0.00%
広島6区 1 0.27%
広島県外 3 0.80%

今回の衆院選での投票行動の有無

回答者が今回の選挙で投票をしたかどうかを下記の選択肢から選択する形で尋ねました。

  • した
  • まだしていないがする予定
  • する予定はない

期日前投票期間にも調査を行っていたため、回答時点ではまだ投票していないものの、今回の衆院選で投票予定の回答者を分けています。

なお、本設問は必須回答としています。

回答結果は下記の通りです。

投票有無 件数 件数
した 372 99.20%
まだしていないがする予定 3 0.80%
する予定はない 0 0.00%

回答の分析方針及び設問設定意図について

回答結果の分析については、以下の手順で実施しております。

  1. 回答の集計
  2. 各項目を、類似項をまとめて分類
  3. 各分類の回答数及び割合を算出

事前に分類項目を用意するのではなく、類似項をまとめる形としております。そのため、従来の意識調査では用意されているであろう回答分類がない、あるいは各分類の粒度には若干のばらつきがございます。

なお、分類において極力主観を排除するため、複数名での妥当性の確認を行いました。

また、各設問は原則として記述式での回答を依頼しております。この設問設定意図としましては、選択肢に縛られず柔軟な回答を求めるということが第一となっています。

選択式にすることによって、回答者の考えとは異なる回答に誘導することの無いようにとの配慮から、記述式での調査となりました。

なお、1つの回答に複数分類の要素がある場合には、その回答を複数分類に該当するものとして処理をしているため、分析結果の総数と回答総数は一致しない場合がございます。

加えて、回答用紙での回答については必須項目へ記述がなかった場合もあり、回答者数と特定設問の回答総数は一致しない場合がございます。

衆院選2026広島の若年有権者の投票意識調査結果を分析

今回の調査の結果についてご紹介します。該当項目は下記のとおりです。

  • 3-1-1. 投票のきっかけ
  • 3-1-2. 選挙区の投票先の選定基準
  • 3-1-3. 比例代表の投票先の選定基準
  • 3-1-4. 投票に際して参考にした情報源
  • 3-1-5. 当選後にどう動いてほしいか
  • 3-1-6. 議席獲得後にどう動いてほしいか
  • 3-2. 投票しない理由(投票しない場合)
  • 4. 過去の公職選挙での投票経験
  • 4-1. 過去の公職選挙での回数(過去に投票経験がある場合)
  • 4-2. 投票したことがない理由(過去に投票経験がない場合)
  • 5-1. 衆院選の比例代表制への理解度
  • 5-2. 期日前投票への理解度
  • 5-3. 二院制への理解度
  • 5-4. 選挙制度への疑問点・不明点
  • 5-5. 選挙制度への改善希望
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なお、「3-2. 投票しない理由(投票しない場合)」については、分析対象となる回答がなかったため除外しております。

また、各設問への無回答以外にも、設問内容と異なる記述については除外して分析しております。

3-1-1. 投票のきっかけ

今回の衆院選で、投票を「した」もしくは「まだしていないがする予定」と回答した人に対し、なぜ投票しようと思ったのかを質問しました。

設問は「今回、選挙で投票しようと思ったきっかけ・理由はなんですか?」というものであり、回答は自由記述形式でした。

なお、本設問は必須回答としています。

設問の意図

本設問は、同世代が投票に行く動機を可視化することにより、現状で選挙に関心がない層が投票に行く心理的ハードルを下げることを目的としています。

集計結果

回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。

なお、分類時に該当回答が全体の2%を下回った項目については「その他」として再分類しています。

[box1_list]
  • 選挙権の行使のため
  • 政治参加のため
  • 他者の影響
  • 特定の投票先や政策に投票したい
  • 政治への不安・不満
  • 特になし
  • 初めての選挙だから
  • 若年層の投票が必要だと感じた
  • ニュースや報道を見て
  • 特に今回の選挙を重要視した
  • その他

それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。

投票のきっかけ 件数 件数
選挙権の行使のため 147 41.29%
政治参加のため 53 14.89%
他者の影響 38 10.67%
特定の投票先や政策に投票したい 25 7.02%
政治への不安・不満 23 6.46%
特になし 15 4.21%
初めての選挙だから 13 3.65%
若年層の投票が必要だと感じた 13 3.65%
ニュースや報道を見て 12 3.37%
特に今回の選挙を重要視した 11 3.09%
その他 12 3.37%

この結果を示したのが下記のグラフです。
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集計結果について

広い意味で政治参加を目的とする回答が合計で57.76%となり、母数が半減しているとは言え前回比で12.1ポイント増という結果になっています。

「政治に対してなにかいいたければ投票していなければ」といった主旨の回答も多く、主権者教育に加えて、周囲での選挙・政治への動きが活発化する必要性が重視される結果となりました。

また、「特定の投票先や政策に投票したい」という理由が7.18%となっており、これは前回比で4.34ポイント増の数値となっています。

具体的な回答内容としても、野党に対する投票のために足を運ぶ層が多かった前回と比べ、与党への投票のために足を運ぶ層が増加していたことも興味深い点でした。

3-1-2. 選挙区の投票先の選定基準

今回の衆院選で、投票を「した」もしくは「まだしていないがする予定」と回答した人に対し、小選挙区での投票先選びの基準について質問しました。

設問は「選挙区の投票の際、投票先を選んだポイントは何ですか?」というものであり、回答は自由記述形式でした。

なお、本設問は必須回答としています。

設問の意図

同世代がどのような基準で投票しているかを可視化することで、「投票先の選び方がわからない」という層に対して、投票に行く後押しになる事を目的としています。

また、10代・20代が何を求めているのか、何が投票行動に影響するのかを可視化することで、より若い世代に即した政策の実現につなげることも1つの目標です。

加えて、選挙において若い世代に刺さる動きを提示することにより、今後の選挙で立候補を考えている方がこれを取り入れることで、若い世代がより選挙に関心を向けやすくなる土壌の形成につながることを期待しています。

集計結果

回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。

なお、分類時に該当回答が全体の2%を下回った項目については「その他」として再分類しています。

  • 公約の内容
  • 政党・支持基盤
  • 消去法・特定政党への不安
  • 人柄・雰囲気
  • 特になし
  • SNSなどネット情報を参考にした
  • 変化への期待感が持てる
  • 実績
  • 名前を知っている
  • 若者を見ている
  • 信頼できる
  • その他

それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。

選挙区の投票基準 件数 件数
公約の内容 147 47.42%
政党・支持基盤 37 11.94%
消去法・特定政党への不安 23 7.42%
人柄・雰囲気 18 5.81%
特になし 15 4.84%
SNSなどネット情報を参考にした 13 4.19%
変化への期待感が持てる 12 3.87%
実績 11 3.55%
名前を知っている 10 3.23%
若者を見ている 9 2.90%
信頼できる 8 2.58%
その他 36 11.61%

この結果を示したのが下記のグラフです。
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集計結果について

参院選に引き続き、公約の内容を見て選んだという層が多く見受けられました。具体的な内容としても、参院選と同じく減税や賃金上昇に関するものが多く、参院選時よりも外国人問題等に関する回答は少なくなったと見受けられます。

また、「消去法・特定政党への不安」に該当する回答は前回から2.98ポイント減少しており、比較的ポジティブな観点から投票先を選んだ層が増えたと考えられます。

3-1-3. 比例代表の投票先の選定基準

今回の衆院選で、投票を「した」もしくは「まだしていないがする予定」と回答した人に対し、比例ブロックでの投票先選びの基準について質問しました。

設問は「比例代表の投票の際、投票先を選んだポイントは何ですか?」というものであり、回答は自由記述形式でした。

なお、本設問は必須回答としています。

設問の意図

選挙区における投票基準と同様に、同世代の投票基準を知ることでの投票行動へのハードルの低減、および若年層へのアプローチについての提言を通して若年層が選挙に関心を持ちやすい環境の醸成を目的としています。

集計結果

回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。

なお、分類時に該当回答が全体の2%を下回った項目については「その他」として再分類しています。

  • 公約の内容
  • 支持基盤・所属議員
  • 消去法・特定政党への不安
  • 変化への期待感が持てる
  • SNSなどネット情報を参考にした
  • 特になし
  • 実績
  • 名前を知っている
  • 信頼できる
  • 若者を見ている
  • 選挙活動の様子
  • その他

それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。

比例の投票基準 件数 件数
公約の内容 156 52.53%
支持基盤・所属議員 44 14.81%
消去法・特定政党への不安 16 5.39%
変化への期待感が持てる 16 5.39%
SNSなどネット情報を参考にした 15 5.05%
特になし 15 5.05%
実績 13 4.38%
名前を知っている 10 3.37%
信頼できる 8 2.69%
若者を見ている 7 2.36%
選挙活動の様子 6 2.02%
その他 23 7.74%

この結果を示したのが下記のグラフです。
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集計結果について

小選挙区と同じく、公約の内容を見て判断した層が過半数に及びました。

続いて多い回答は、政党の支持基盤及び所属議員を理由として選んだというものであり、特に党首を始めとする政党所属議員を見て投票先を選択したという回答が多い結果でした。

こちらも小選挙区と同じく、「消去法・特定政党への不安」に該当する回答者が前回から2.64ポイント減少しており、同じく比較的ポジティブな観点で投票先を選んだ層が多かったと考えられます。

3-1-4. 投票に際して参考にした情報源

今回の衆院選で、投票を「した」もしくは「まだしていないがする予定」と回答した人に対し、投票先を選ぶにあたって参考にした媒体を質問しました。

設問は「今回の衆院選で、参考にした情報源として該当するものすべてを選択してください。」というものであり、回答は回答は下記の選択肢から該当するものをすべて選ぶ選択式でした。

  • テレビ
  • 新聞
  • SNS(テキスト情報)
  • SNS(画像情報)
  • SNS(動画情報)/動画プラットフォーム
  • SNSを除くWebサイト
  • 友人・知人や家族など
  • 選挙公報
  • 選挙ポスター
  • 選挙演説
  • その他

なお、本設問は必須回答としています。

設問の意図

本設問は、同世代が投票先を選定するうえで何を参考にして情報を得ているのかを可視化することで、投票先選びに悩み投票に行けていないという層への手助けとすることを目的としています。

また、若年層が参考としている媒体を明確にすることで、政党・候補者が若年層向けの情報を若年層に適した媒体で発信すること、及びそれによって若年層がより選挙時の情報にアクセスしやすくなることを期待しています。

集計結果

それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。

参考にした情報源 件数 件数
テレビ 179 50.28%
新聞 60 16.85%
SNS(テキスト情報) 188 52.81%
SNS(画像情報) 95 26.69%
SNS(動画情報)/動画プラットフォーム 137 38.48%
SNSを除くWebサイト 66 18.54%
友人・知人や家族など 74 20.79%
選挙公報 69 19.38%
選挙ポスター 62 17.42%
選挙演説 27 7.58%
その他 12 3.37%
複数項目への回答件数 257 72.19%
SNS媒体を参考にした旨の回答件数 240 67.42%

この結果を示したのが下記のグラフです。
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集計結果について

いずれかのSNSを投票の参考にしたという回答者が、10代・20代全体では67.42%となった一方で、テレビを参考にしたという回答者も50.28%を占める結果となりました。

特に18歳の回答者の場合、SNSを参考にした回答者が50%に対してテレビが54.35%と逆転しており、若年層の投票先への影響として、以前テレビが大きな影響力を持っていることが見て取れます。

また、SNSについても動画や画像と比較してテキスト媒体から情報を得ている層が多く、昨今の「SNS発信=動画」という流れに必ずしも乗ってはいないことがわかりました。

3-1-5. 当選後にどう動いてほしいか

今回の衆院選で、投票を「した」もしくは「まだしていないがする予定」と回答した人に対し、選挙区で投票した候補者が当選した際に、政治家として何を望むかを尋ねました。

設問は「選挙区で投票した候補者が当選したら、何をすることを望みますか?」というものであり、回答は自由記述形式でした。

設問の意図

少子高齢化の影響などを受け、若年層が「自分が投票しても変わらない」という無力感を投票に行かない理由として挙げがちな昨今において、投票に行っている同世代が何を求め、何を重視して投票行動を行っているかを可視化することで、投票に対する目的意識の醸成及びそれに伴って投票行動を促すことを目的としています。

また、若年層が政治に対して重要視していることを可視化することで、若年層のニーズを汲み取った政策の提示・実現への期待感をもって実施しています。

集計結果

回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。

なお、分類時に該当回答が全体の2%を下回った項目については「その他」として再分類しています。

また、特定の政策に触れた回答は該当する分類に割り振り、掲げた公約を実現してほしい旨だけの回答を「公約の実現」に分類しています。

  • 税制改革・賃金上昇
  • 公約の実現
  • 経済政策
  • 政治改革・信頼できる政治
  • 戦争・平和・国防関連
  • 子育て・教育政策
  • 特になし
  • 若者目線での活動
  • 地方活性化・地元に貢献
  • 日本人のための政治
  • 移民政策
  • 社会保障制度改革
  • その他

それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。

選挙区での投票先への望み 件数 件数
税制改革・賃金上昇 69 30.40%
公約の実現 43 18.94%
経済政策 28 12.33%
政治改革・信頼できる政治 26 11.45%
戦争・平和・国防関連 20 8.81%
子育て・教育政策 15 6.61%
特になし 11 4.85%
若者目線での活動 9 3.96%
地方活性化・地元に貢献 8 3.52%
日本人のための政治 7 3.08%
移民政策 7 3.08%
社会保障制度改革 5 2.20%
その他 7 3.08%

この結果を示したのが下記のグラフです。
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集計結果について

税制改革・賃金上昇を目指す動きを望む回答が最も多く、参院選と比較しても5.9ポイント増加しており、ついで多い経済政策に関する動きを期待する声も、参院選から7.73ポイント増加しました。このことから、生活に関わる政策の実現を望む声が高まっていることが見て取れます。

また、政治改革や信頼できる政治を行ってほしいという声も参院選から4.33ポイント増加しており、投票の際にはポジティブな観点で投票先を選びつつも、政治に対してよりクリーンなものであるように改革を求める声が多く見られました。

3-1-6. 議席獲得後にどう動いてほしいか

今回の衆院選で、投票を「した」もしくは「まだしていないがする予定」と回答した人に対し、比例代表で投票した政党が議席を獲得した際に、国会にて何を望むかを尋ねました。

設問は「比例代表について、投票した政党が議席を獲得したら、何をすることを望みますか?」というものであり、回答は自由記述形式でした。

設問の意図

前項の選挙区で投票した候補者が当選した場合と同じく、同世代が投票の先に描いているものを可視化することで投票に対する目的意識の醸成及びそれに伴って投票行動を促すことを目的としています。

集計結果

回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。

なお、分類時に該当回答が全体の2%を下回った項目については「その他」として再分類しています。

また、特定の政策に触れた回答は該当する分類に割り振り、掲げた公約を実現してほしい旨だけの回答を「公約の実現」に分類しています。

  • 税制改革・賃金上昇
  • 公約の実現
  • 政治改革・信頼できる政治
  • 経済政策
  • 戦争・平和・国防関連
  • 特になし
  • 子育て・教育政策
  • 若者目線での活動
  • 移民政策
  • 社会保障制度改革
  • その他

それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。

比例での投票先への望み 件数 件数
税制改革・賃金上昇 51 23.72%
公約の実現 42 19.53%
政治改革・信頼できる政治 33 15.35%
経済政策 31 14.42%
戦争・平和・国防関連 18 8.37%
特になし 15 6.98%
子育て・教育政策 12 5.58%
若者目線での活動 9 4.19%
移民政策 9 4.19%
社会保障制度改革 5 2.33%
その他 15 6.98%

この結果を示したのが下記のグラフです。
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集計結果について

比例ブロックでの当選者・議席獲得政党に望む動きについても、概ね小選挙区と同様の傾向が見られました。

4.過去の投票経験の有無

全回答者を対象に、今回の参院選以前に公職の選挙における投票経験があるかどうかを尋ねました。

設問は「過去に議員や首長など公職の選挙で投票をしたことはありますか?(今回の選挙を除く)」というものであり、回答は「はい」もしくは「いいえ」から選択する方式でした。

設問の意図

今回の衆院選での投票行動について、継続して投票行動を行っている層と今回始めて投票する層の比率を可視化することにより、過去に投票経験がなかった場合でも「今からでも遅くない」という形での投票行動への後押しとなることを目的としています。

集計結果

各回答の回答数と割合をまとめたものが下記の表です。

投票経験の有無 件数 件数
はい(ある) 305 86.16%
いいえ(ない) 49 13.84%

この結果を示したのが下記のグラフです。
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4-1. 過去の公職選挙での回数(過去に投票経験がある場合)

「過去に投票経験がある」と回答した人に対し、過去の投票経験の概数を尋ねました。

設問は「過去に何回程度、選挙で投票したことがありますか?」というものであり、回答は下記の中から選ぶ選択式でした。

  • 1回
  • 2-4回
  • 5-7回
  • 8回以上

設問の意図

若年層が投票に行く頻度について、どの程度のものなのかを可視化することを目的としました。

集計結果

各回答の回答数と割合をまとめたものが下記の表です。

過去の投票回数 件数 件数
1回 51 16.83%
2~4回程度 157 51.82%
5~7回程度 59 19.47%
8回以上 36 11.88%

この結果を示したのが下記のグラフです。
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4-2. 投票したことがない理由

「過去に投票経験がない」と回答した人に対し、その理由を尋ねました。

設問は「投票に行かなかった、もしくは行けなかった理由を教えてください。」というものであり、回答は自由記述形式でした。

設問の意図

今回初めて投票行動をとった若年層に対して、なぜこれまで投票しなかったのかを可視化することで、投票する動機を自己申告に寄る今回の投票したきっかけとは別視点から検討し、若年投票率向上への有効な取り組みを考える手がかりとすることを目的としました。

集計結果

回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。

なお、分類時に該当回答が1件のみだった項目については「その他」として再分類しています。

  • 今回が選挙権を得て最初の選挙
  • 関心がなかった
  • 忙しかった
  • よくわからなかった
  • 居住地に住民票がなかった
  • その他

各回答の回答数と割合をまとめたものが下記の表です。

投票経験がない理由 件数 割合
今回が選挙権を得て最初の選挙 19 46.34%
関心がなかった 8 19.51%
忙しかった 6 14.63%
よくわからなかった 4 9.76%
居住地に住民票がなかった 2 4.88%
その他 2 4.88%

この結果を示したのが下記のグラフです。
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5-1. 衆院選の比例代表制への理解度

全回答者に対して、今回の衆院選でも投票のあった比例代表制について、どの程度の理解度であるかを尋ねました。

設問は「衆議院議員選挙の「比例代表制」では、どのように議席数が決定するかを知っていますか?」というものであり、回答は下記の3択から選択する方式でした。

  • 知っている(議席の計算方法などもわかる)
  • 何となく知っている
  • よくわからない

設問の意図

若年層の選挙に対する知識・理解度を尋ねるための設問として、全体の質問数の多さを鑑みて「5-2」「5-3」と合わせて3問を設置しました。

選挙への理解度を尋ねることで「よくわからない」という理由で投票に行かない層に対して、実際に投票している同世代がどの程度理解してるかを可視化することで投票のハードルを下げるとともに、「投票における必要知識」を提供することの投票率向上に対する効果の程を推察する手がかりとなることを目的としています。

集計結果

それぞれの選択肢の回答数と割合をまとめたものが下記の表です。

比例代表制の理解度 件数 件数
知っている(議席の計算方法などもわかる) 115 32.67%
なんとなく知っている 167 47.44%
よくわからない 70 19.89%

この結果を示したのが下記のグラフです。
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5-2. 期日前投票への理解度

全回答者に対して、期日前投票について、どの程度の理解度であるかを尋ねました。

設問は「期日前投票について、当てはまる選択肢を全て選択してください。」というものであり、回答は下記の3択から該当するものを全て選択する方式でした。

  • 期日前投票宣誓書の記入が求められることを知っていた(知っている)
  • 期日前投票所がここにあることをその場で初めて知った(期日前投票をされた方)
  • 期日前投票はいつどこでできるのか、実はよくわからない

設問の意図

若年層の選挙に対する知識・理解度を尋ねるための設問として、全体の質問数の多さを鑑みて「5-1」「5-3」と合わせて3問を設置しました。

選挙への理解度を尋ねることで「よくわからない」という理由で投票に行かない層に対して、実際に投票している同世代がどの程度理解してるかを可視化することで投票のハードルを下げるとともに、「投票における必要知識」を提供することの投票率向上に対する効果の程を推察する手がかりとなることを目的としています。

集計結果

それぞれの選択肢の回答数と割合をまとめたものが下記の表です。

期日前投票の理解度 件数 件数
期日前投票宣誓書の記入が求められることを知っていた 289 84.01%
期日前投票所がここにあることは今日初めて知った 30 8.72%
期日前投票はいつどこでできるのか、実はよくわからない 31 9.01%

この結果を示したのが下記のグラフです。
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5-3. 二院制への理解度

全回答者に対して、二院制について、どの程度の理解度であるかを尋ねました。

設問は「日本の二院制について、当てはまる選択肢を全て選択してください。」というものであり、回答は下記の3択から該当するものを全て選択する方式でした。

  • 参議院と衆議院の役割の違いを知っている
  • なんとなく制度上違いがあることは知っている
  • よくわからない

設問の意図

若年層の選挙に対する知識・理解度を尋ねるための設問として、全体の質問数の多さを鑑みて「5-2」「5-3」と合わせて3問を設置しました。

選挙への理解度を尋ねることで「よくわからない」という理由で投票に行かない層に対して、実際に投票している同世代がどの程度理解してるかを可視化することで投票のハードルを下げるとともに、「投票における必要知識」を提供することの投票率向上に対する効果の程を推察する手がかりとなることを目的としています。

集計結果

それぞれの選択肢の回答数と割合をまとめたものが下記の表です。

二院制の理解度 >件数 割合
衆議院と参議院の役割の違いを知っている 177 50.00%
なんとなく制度上違いがあることは知っている 150 42.37%
よくわからない 27 7.63%

この結果を示したのが下記のグラフです。
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5-4. 選挙制度への疑問点・不明点

全回答者に対して、選挙制度に対しての疑問点や不明点はないかを尋ねました。

設問は「選挙制度について、なにか知りたい・よくわからないことはありますか?」というものであり、回答は自由記述形式でした。

設問の意図

選挙制度に対する不明点や疑問点を尋ねることで、若年層に同じ疑問を持つ人がいることへの安心感を想起させることを目標の1つとしています。

また、これらを可視化することで、弊メディアでの発信や選挙管理委員会などへの発信提言などを通して、若い有権者が持っている選挙への疑問を払拭することの手がかりとすることも目的としています。

集計結果

回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。

  • 選挙制度
  • 漠然とよく分からない
  • 選挙情報の入手方法
  • 候補者などの情報
  • 政治の仕組み

なお、本設問への回答でありながらも、その趣旨が明確に次の設問に該当するものである場合は、集計から除き、次の設問の結果に含めています。

それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。

知りたい・わからないこと 件数 割合
特定制度の理由・必要性 13 11.11%
漠然とよく分からない 7 5.98%
選挙情報の入手方法 4 3.42%
候補者などの情報 3 2.56%
政治の仕組み 3 2.56%

この結果を示したのが下記のグラフです。
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集計結果について

重複立候補など、選挙制度の詳細や意義についての回答が比較的多く見受けられました。

また、SNSを含めた情報の発信量が増加したことに伴い、正確な情報を得る方法に関して懸念している層も見受けられました。

5-5. 選挙制度への改善希望

全回答者に対して、選挙制度に対して改善してほしい点はないかを尋ねました。

設問は「選挙制度について、「もっとこうだったらいいのに」「こういう風に変わればいいのに」と思う点はありますか?」というものであり、回答は自由記述形式でした。

設問の意図

若年層が選挙制度に対して求めているものを可視化することで、より若年層が投票に足を運びやすくするために必要な施策を検討する土台とすることを目標としました。

集計結果

回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。

  • ネット投票の実現
  • アクセスしやすい候補者情報の一覧化
  • 選挙制度の改革
  • 気軽に選挙に行けるような投票所の実現
  • 投票者に特典
  • 選挙制度の厳格化
  • 選挙法制をわかりやすいものに
  • もっと踏み込んだ学校教育
  • 投票の義務化
  • 選挙情報の周知強化
  • その他

それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。

改善希望 件数 割合
ネット投票の実現 61 33.70%
アクセスしやすい候補者情報の一覧化 18 9.94%
選挙制度の改革 18 9.94%
気軽に選挙に行けるような投票所の実現 14 7.73%
投票者に特典 5 2.76%
選挙制度の厳格化 5 2.76%
選挙法制をわかりやすいものに 4 2.21%
もっと踏み込んだ学校教育 3 1.66%
投票の義務化 3 1.66%
選挙情報の周知強化 3 1.66%
その他 4 2.21%

この結果を示したのが下記のグラフです。
画像をクリック・タップすると拡大できます。

集計結果について

参院選に引き続き、インターネット投票の実現を求める回答が多く見られました。

また、前回に引き続き不正選挙に対する懸念点なども多く挙がる結果となっています。

広島の若い世代の声を政治に!

2023年の統一地方選挙、2024年の衆院選、2025年の参院選に続き、わたしたち若年層の投票意識の実態について4度目のアンケート調査を実施しました。同じような回答傾向が見られる中で、参院選では現状への不満・課題感や特定の政治家・野党に対する支持を動機としていた層が多かったことに比べ、今回は与党に注目して投票した、という人が多かったように見受けられます。

今回は投票に行かなかったという人も、同世代がどのような考えを持って投票にいっているのかをぜひ読んでみて、次回以降の選挙で投票に行こうかなと検討してみてもらえると嬉しいです!

また、現職の政治家の方や今後立候補予定の方、そして行政の側で選挙に関わる方々に付きましても、若い世代が何を求めているのかを知り、今後の政治や選挙運営に役立てていただけますと幸いです。

末文にはなりますが、今回の意識調査においてご回答いただきました有権者の皆様、および意識調査の実施にご協力いただきました各地域の選挙管理委員会や施設管理者を始めとする皆様には厚く御礼申し上げます。

本調査データの利用について

Youth Vote! HIROSHIMAでは、若年層の政治・選挙への関心及び投票率向上に向けて活動しております。

これらの目的に則し、かつ公序良俗に反しない用途での利用の為に回答データをご希望の際は、回答者の個人がわからない形での回答データの公開を受け付けております。

ご希望の場合はコンタクトフォームより用途・所属がわかる形でのご連絡をいただければ幸いです。引用元明記かつ上記条件に則したご利用については歓迎させていただいております。

なお、本件につきましては、結果(当ページ)の公開について、年内に広島市及び東広島市記者クラブへのプレスリリース投函を予定させていただいております。

この記事を書いた人

武本 裕紀

武本裕紀は、Youth Vote! HIROSHIMA 発起人・共同代表。広島在住でSEO・Webマーケティングの実行支援を行うフリーランス。東広島市明るい選挙推進協議会理事。 大学進学で広島にやってきて今に至る。 在学中の経験から政治に興味を持ち、政治家の広報を手掛けたり選挙を手伝うなど様々な現場を経験。 気軽に政治に触れられる機会が足りないとの思いから2021年9月にYouth Vote! HIROSHIMAを設立。
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この記事を書いた人

武本 裕紀

武本裕紀は、Youth Vote! HIROSHIMA 発起人・共同代表。広島在住でSEO・Webマーケティングの実行支援を行うフリーランス。東広島市明るい選挙推進協議会理事。 大学進学で広島にやってきて今に至る。 在学中の経験から政治に興味を持ち、政治家の広報を手掛けたり選挙を手伝うなど様々な現場を経験。 気軽に政治に触れられる機会が足りないとの思いから2021年9月にYouth Vote! HIROSHIMAを設立。
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